御年90歳になる、地域の功労者といえるおじいさんの話。
戦時中の話になると、いつも2.3回顔を上げ何かを確認するように頷きながら、日本から遠く離れた場所での大変だった当時の様子をかたってくれるおじいさん。
その日は作業ズボンにお決まりのジャンパー姿で脚立にまたがり、冬囲いの木材を小屋から運び出していました。
大変ですね、お一人で。 そういえばおいくつになりましたっけ?
もう90だよ。
えっ!90っ、 まだまだお元気ですね。 でも気を付けて。
いやぁ、 これが出来なくなったらもうダメって事だ。 健康な証拠だな。
よいしょ、という感じに腰を下ろし汗を拭いながら、おじいさんはその精悍なお顔をほんの少し笑顔で崩しながら今は亡き奥様の仏檀の前でお話し下さいました。
どうかいつまでもお体を大切に、地域に元気をお与え下さい。

